ねずみのすもう

精神科医のねずみ

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

老けたネズミについて

年の割に老けたことを言う、と小学生のころくらいから言われ続けていた。 声変りがはじまった中学生の頃には、家で電話をとると、話しぶりが妙に大人びているので父とよく間違えられたり、医者になってからもほかの病院の先生と電話でやりとりするとき「50歳…

「和解」

子供のころ、妖怪だの幽霊だのの話が好きで、図書館からその手の本を借りてよく読みふけっていた。 今思い出してもよくできていると感心するのが、小泉八雲(1850~1904 ラフカディオ・ハーン)の「怪談」である。 ハーンは明治時代の日本に帰化した「お雇い外…